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所長ブログ

《コラム》マイナンバー 勤務先に副業は知られるか

◆よくある質問 就業後のアルバイト
 マイナンバーに関しての質問で多いものの1つに「会社に内緒でアルバイトをしているのがばれる事は無いでしょうか?」というのがあります。
 マイナンバー制度は役所等法律で決められた機関に対しての手続にしか使用できません(カード方式で身分証明書にはなるようですが)。役所等から勤務先に対してアルバイトをしている事を連絡するとはまず考えにくい事です。
 アルバイトが勤務先に知られる可能性としたら勤務先が住民税の特別徴収を行っている場合、副業をしている社員が同じ賃金の社員と比較して住民税がかなり違っていたり、それに気づいた担当者が給与から住民税を算出してみたりして大きな差が出ると言う事でも無ければすぐには分かりにくいものと思われます。
 税金の申告から見ると本人はアルバイト分を確定申告し、その報酬分の住民税は分けて支払う方法もあるようです。

◆問題はそれだけでない
 但し、就業規則で「会社の許可なく副業をしてはならない」等の禁止事項が定められている場合には無断の副業に対して会社からのペナルティがある場合も考えられます。しかし規定違反だからと言ってそれだけで解雇等、重大な懲戒を課すと言うほどではないでしょう。副業での問題は副業が労災の対象となっていない事も多い(請負契約等)点や、疲労の蓄積による翌日の本業への影響も考えられます。

◆アルバイトやパートにとって不利益に?
 アルバイトやパートタイマーの方々の中には、自分にとってマイナンバーは不利益になると感じている人もいるようです。税金の申告、福祉の給付等で問題が発生しそうだと言う場合でもなければ今までと変わる事はないと思います。
 但し留学生を使っている企業では人のやりくりが大変になる事があるかもしれません。ダブルワークの場合等、週28時間勤務の上限を超えぬよう調整の為、勤務時間を減じる必要が出てくるので、人手が必要な外食産業等で影響が出るかもしれません。

《コラム》いよいよ盛んふるさと納税

◆額も件数もうなぎ登り
 昨年の確定申告時期には、税金特集をした「東洋経済」が、「2014年に平戸市への寄付金は約13億円(前年度3.9億円)に上り、全国の自治体で初めて10億円を突破した。」と報道していました。
 ところが、2015年になると、10億円突破自治体は22にのぼり、最高は35億に達しています。トップの都城市を筆頭に、焼津市、平戸市、天童市、佐世保市、伊那市、浜田市とつづき、いずれも20億円を超しています。件数は、同じく都城市の23万件超を筆頭に、天童市、焼津市、浜田市、佐世保市とつづき、いずれも10万件を超しています。

◆ふるさと納税急増で補正予算
 昨年末、伊那市のふるさと納税の年内見込み額が急増し、22億円となり、補正予算が提出されたという報道がありました。
 伊那市は、市税収入82億円、国庫補助金27億円という規模の歳入予算の自治体なので、22億円の寄附金収入ということになると、予算の組み直しなしには市政事業を執行できないことになるのかもしれません。

◆返礼品もスマホにまで拡充
 伊那市の場合、総額で6位なのに件数で27,030件と30位までにも入っておらず、寄附額の平均単価が高くなっています。理由は、寄附に対する返礼品の種類を拡充し、地元農産物ほか、地元企業Logitecのモバイル製品、パソコン周辺機器などを追加したところ、前年比131倍にも寄附が急に膨らんだからです。

◆返礼品のデジタル化も進行
 多くの自治体ではその土地の特産品、工芸品、旅館やホテルの宿泊券など、自治体自慢の品々をお礼として寄附者に送っています。そして最近は、返礼品を拡充させ、「ポイント&カタログ制度」を取り入れる傾向にあります。ポイントは、寄附金の3割から5割くらいに相当し、有効期間中は積み立てておけ、再度の寄附で未使用ポイントも合わせて期間延長になります。

◆人口に膾炙するふるさと納税
 寄附とは縁のなかった高所得の社長さんで、有効限度いっぱいのふるさと納税をして、貰ったポイントを、従業員に臨時ボーナス的に分配している人がいました。
 これからは、ふるさと納税の最有効限度額の予測計算を求められることが多くなりそうです。

《コラム》派遣事業の健全化と雇用安定措置

平成27年の9月30日に労働者派遣法が改正されましたが、その内容は主に次の7項目になります。
・常用雇用型の特定事業が廃止
・政令26業務が無くなった
・原則3年までしか同組織に派遣できない
・業種によらず無期雇用者は期間制限無し
・派遣労働者のキャリアアップが義務化
・違反派遣の場合のみなし雇用制度の施行
・派遣業許可要件の厳格化、行政指導強化
 これらの内容はそれぞれ、派遣元、派遣先にも影響を及ぼす事は間違いありません。
 このうち、派遣業の許可要件と3年までの雇用期間について取り上げてみます。

◆特定労働者派遣事業の廃止
 今までの、その事業の派遣労働者が常用雇用される労働者のみである特定労働者派遣事業は廃止され一般労働者派遣事業に一本化されました。改正前の特定派遣事業は届出をするだけで受理されれば即時事業開始できたのが、許可制では申請後許可を受けるまで2〜3ヶ月はかかります。
 何よりの問題は特定では事業資金の点で規定なしであったものが一般派遣事業の資産−負債=2千万円以上、現預金額1500万円以上という点です。事業を続けるならば経過措置の平成30年の9月29日までに許可を取らなくてはなりません(小規模事業所の配慮措置有り)。事業所の床面積が20岼幣紂派遣元責任者講習の義務化や更新も有り、初回は3年、2回目以降は5年に1度となっています。特定から一般にして継続するならば早めの準備が必要でしょう。

◆派遣労働者に対する雇用安定措置
 同じ派遣労働者が派遣可能期間(同組織で3年)を超えて同じ組織で派遣を続ける事はできないため、引き続き就業を希望する場合はいずれかの措置を取る事になります。
’標先への直接雇用の依頼
⊃靴燭塀業機会(派遣先)の選択
G標元事業主において無期雇用
い修梁掌柩儖堕蠅鮨泙襪燭瓩防要な措置
 業種に関係なく原則3年の派遣期間となったので、その後の雇用措置を派遣元、派遣先も考慮しなくてはならないでしょう。

国税庁:2014事務年度におけるネット取引調査結果を公表!

国税庁は、2014事務年度(2015年6月までの1年間)におけるネット取引を行っている個人事業者などを対象とした実地調査結果を公表しました。
 それによりますと、前年度比23.2%増の2,195件を実地調査した結果、同8.3%減の1件当たり平均1,121万円の申告漏れ所得金額が把握されました。
 この申告漏れ額は、同時期の実地調査における特別調査・一般調査全体での1件平均877万円の約1.3倍となり、申告漏れ所得金額の総額は、246億円(前事務年度218億円)にのぼります。

 調査件数2,195件を取引区分別にみてみますと、ホームページを開設し、消費者から直接受注するオンラインショッピングを行っている「ネット通販」が617件(1件当たり申告漏れ769万円)、「ネットオークション」が465件(同919万円)、「ネットトレード」が397件(同1,788万円)、「ネット広告」が289件(同1,194万円)となっております。
続いて「コンテンツ配信」が37件(同1,180万円)、出会い系サイトなど「その他のネット取引」が390件(同1,182万円)となりました。
 調査事例をみてみますと、インターネットオークションサイトを利用して物品販売を行い、多額の利益が発生していたものの、連年無申告だった者等に対して課税したケースが挙げられております。

 例えば、調査対象者A(男性)は、タイヤ販売の前職を生かし、自宅に倉庫を構えて自動車用品の販売をオークションサイトにおいて開始し、当初、本人からは「趣味でオークションサイトを利用しているだけ」との申立てがありましたが、調査によって把握した帳簿・取引口座等について、本人を追及したところ、申告の必要性を十分に認識していながら、税金の負担を逃れるために開業以来申告していなかったことを認めております。
 その結果、Aに対しては、所得税5年分の申告漏れ所得金額約6,700万円について追徴税額(加算税を含む)約1,900万円及び消費税3年分の追徴税額(同)約300万円が課税されました。

(注意)
 上記の記載内容は、平成28年2月8日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

国税庁:2014事務年度の無申告者に対する実地調査結果を公表!

国税庁は、2014事務年度(2015年6月までの1年間)に実施した無申告者に対する実地調結果査を公表しました。

 それによりますと、高額・悪質と見込まれた無申告者に対する実地調査は7,589件(前事務年度6,512件)行われました。
 実地調査の結果、申告漏れ所得金額の総額は1,417億円(前事務年度1,127億円)となりました。
 追徴税額は、総額で137億円(同122億円)、1件当たりでは181万円(同187万円)となりました。

 2014事務年度は、実地調査全体(特別・一般)が4万9,280件行われていますので、全体の約15%が無申告者に対する調査に充てられ、実地調査全体の申告漏れ所得金額4,319億円の約33%が無申告者に対するものとなります。
 1件当たりの申告漏れ所得金額は1,867万円となり、前事務年度の1,730万円から7.9%増加、実地調査全体の1件当たり申告漏れ所得金額877万円の約2.1倍となりました。

前事務年度に比べ、調査件数は16.5%増、申告漏れ所得金額の総額は25.8%増となりました。
 事例では、B市でエステサロンを経営している女性経営者が、連年無申告の状態でしたが、複数の無料情報誌に広告を掲載し、実際に店舗確認したところ多数の顧客がいて活況を呈していることが想定されたことから調査を実施したケースが挙げられております。
 調査の結果、A市でエステサロンを経営しており、A市を管轄するA税務署に対してはクレジットカード決済した収入を全て除外した赤字の申告書を提出していたことが判明しました。
 さらに、事業継続の意思・事実がありつつ、A税務署には異動届ではなく廃業届を提出し、事業廃止を仮装していたことや、店舗移転後も多額の利益を得ていたにもかかわらず、意図的に無申告だったことが判明しました。

 女性経営者に対しては、所得税7年分の申告漏れ所得金額約1億7,400万円について約5,700万円の追徴税額(加算税込み)及び消費税7年分の税額(同)約1,500万円が追徴されました。

(注意)
 上記の記載内容は、平成28年2月1日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。



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